キベリタテハ Nymphalis antiopa asopos
すっきりしたデザインで好きな蝶のひとつであるが、山奥に入らないと見ることができない蝶である。一時期生息数が激減し幻の蝶になっていたそうだが最近は復活してきているようだ。林道を走っているとよく見かける。3年前の秋には自宅の柿の実に訪れていたことがあった。越冬前には低標高地に降りて来るそうだが自宅で目撃したのは初めてである。越冬後の♀から何度か産卵を試みたがいずれも失敗した。人工採卵は難しい種のようである。幼虫はダケカンバの高木の梢付近で群生しているが蛹化の際には地表付近に降りてくる。食い荒らした枝のあるダケカンバの根本付近の下草などを探せば蛹が見つかるが、群生する種の例に漏れずかなりの確率で寄生されている。
♂ 1990.8.15羽化