ミヤマシロチョウ Aporia hippia japonica
♂ 1992.5.29羽化
♀ 1992.6.4羽化
初めて採ったのは小学生の時のN山登山キャンプの時だ。ふわふわ飛ぶ品のある亜高山蝶である。ヘビハノボラズやメギが食草。鱗粉が落ちやすく野外採集では翅が透けているものが多い。特に♀はもともと鱗粉が薄く飛び古すと透け透けになってしまうので飼ってみたい蝶のひとつだった。飼育小屋にメギを用意してから7月中旬にN山に行ってみた。羽化したばかりの♂の乱舞を見た。天女の舞とはこういう感じかとしばし見取れていた。近くのメギが坊主に近くなるまで食われていて巣の抜け殻を確認した。幼虫は巣を作り群生する。卵から平地で飼うと越冬前までに成長が進んでしまい年内に小型の成虫が羽化してしまうことがあるというので晩秋まで待ってから幼虫の巣のついた枝を採集してきた。メギに絡ませそのまま冬を越す。翌春の芽吹きとともに幼虫が目覚め成長する。芽吹きは現地より早いが気候的には時期がずれただけである。当然現地より早く羽化するが野外産と変わらない大きさのものが得られる。羽化したばかりの鱗粉が落ちてない♀はややシースルーで美しい。